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30周年のメモリアル!また冬を暖めてくれる神戸ルミナリエ2025!

2025年も無事に神戸ルミナリエが開催されました。
2025年は神戸ルミナリエにとっては、特別な年となります。

30年という節目です。
阪神淡路大震災から30年目ということになります。

決して忘れることがない1995年1月17日に発生した大地震。
この年に第1回目の神戸ルミナリエが開催されました。

阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼し、復興への願いを込めて行われる光の祭典です。

阪神淡路大震災から30年という年月の意味

16:00の点灯直後 この日は雨模様でした

もう30年にもなるのですね
とても寒い日でした。
大地震のときは、いつもよりも気温が低くなるのでしょうか。

1995年(平成7)年1月17日(火)5時46分に発生し、震源地は淡路島北部(北緯34度36分 東経135度03分)、震源の深さは約14kmで、規模はマグニチュード7.3。

縦揺れの地震が神戸を襲いました。

やはり神戸市住民にとっては、忘れ得ない出来事です。

山の頂上から神戸の市街地を見ると、もう火の海でした。
自然の力に何も対応ができないでいる情けなさと、悔しさを記憶しています。

あれから30年で、何が変わったのでしょうか。
神戸の街や人々の心。

少なくとも命を大事にする気持ちは、変わっているのではないでしょうか。
深く考えさせらました。

この年の夏は、いたるところが復興のための工事現場となっていて、工事の音だけの静かな夏でした。
立ち直り計画の神戸市内では、黙々と工事を行う人の姿、何事もなかったかのように見えるけど、その裏では壮絶な人間模様があるのでしょう。

地震への警戒心がより強まり、あまり高い建物の傍を歩く気がしなくなりました。
そうしているうちに1年がたち、また冬になりました。

12月に第1回目の神戸ルミナリエが開催されています。
この意味は、やはり震災の事件を忘れないように願う気持ちもあるのでしょう。

神戸ルミナリエは、震災のことを思い出させてくれます。
「忘れないでいて下さいね、震災のあった日のことを」と時を刻んでいるようです。

第1回目の神戸ルミナリエ

神戸新聞NEXT

一言で、幻想的でした。

三宮から元町まで頭上に光のアーチが続き、まるで天国を歩いているようでした。
多くの犠牲者の魂が、この光に集まるんだなと思いました。

被災地の寒い冬を、光で温めているようでした。

ルミナリエは、16世紀のヨーロッパで誕生し、イタリア南部で光の彫刻として発展したのが現在のルミナリエです。
神戸では、阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼する目的で、イタリアの伝統的なイルミネーションの祭典を採用されたのです。

全長約800メートルの街路に光のアーチが出現し、赤、青、黄など7色の電球15万個が光をともした、これはこれはお見事なアートでした。

第30回目の神戸ルミナリエ

メリケンパーク会場

第1回神戸ルミナリエよりは、規模が小さくなりました。
会場が、東遊園地会場・旧居留地会場・メリケンパーク会場・北野町広場・神戸ハーバーランドumie センターストリート内と5カ所になっていました。

JR三ノ宮駅から神戸市役所へ向かって歩くと、東遊園地会場に到着します。
メイン会場です。
ライトの模様も前年度とは違っていました。

そこから20分ほど歩くと、南西の方向にメリケンパーク会場が見えてきます。
こちらは、有料です。

前売り券は平日500円 / 土日750円、当日券は平日1,000円 / 土日1,500円です。
入場は、17:30から21:30迄、1時間刻みになっています。

東遊園地会場

第30回目の神戸ルミナリエの開催中も、光のアートを眺めながら冬の神戸の街を歩き、メリケンパークでイルミネーションが映る海を眺めながら食事をするなど、洒落た1日が楽しめました。

光鮮やかな景色となる神戸の街

ルミナリエはイタリア語で「イルミネーション」を意味する言葉で、イタリア南部では伝統的な行事に用いられています。
確かに日本の風情とは随分と違う雰囲気に、目を見張らさせられます。

近年の日本は、普段からあちらこちらでイルミネーションが飾られています。
神戸でももちろんJR三宮駅周辺から北野町にかけて、イルミネーションが飾られています。

でも神戸ルミナリエの開催は、ひときわダイナミックなイルミネーションの景色になります。
神戸市役所前の東遊園地会場では、全長78m最高部の高さ22mの光の壁掛け「スパッリエーラ」が設置されて、16:00の劇的な点灯を見るために、点灯前から大勢の人が集まっています。

メリケンパーク会場では、東南の緑地通路に延長79mの光の回廊と幅51mの「フロントーネ」が設置されています。
遠方からでも、その立体的な光のアートに驚かされます。

これら光のアートは、イタリアの芸術作品であり、ルミナリエの開催期間中の神戸市内は、イタリアの雰囲気に包まれます。

しかし、本場イタリアで行われているルミナリエは、神戸とは桁違いのスケールでしょうね。

まとめ

2025年の第30回目の神戸ルミナリエも無事開催されました。
雨の日も大勢の入場者で賑わっていました。

神戸観光の目的にもなっています。
しかし、間違えてはならないのが、ルミナリエの本当の意味は、慰霊であることです。

阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼する目的が神戸のルミナリエなのです
毎年、ルミナリエの開催を楽しみにしながらも、震災の頃の記憶がよみがえり、複雑な気持ちで鮮やかなルミナリエを見つめます。

人々の会話からも30年前の震災のお話は、遠くなってきています。
ほとんど語られなくなっています。

東遊園地会場にて

しかし、毎年行われる神戸ルミナリエは、震災の事実の証となって、未来にも引き継がれていくことでしょう。
毎年、神戸ルミナリエを鑑賞しましょう。

kobe@office2022

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